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借地権の売却:その方法と注意点について

お知らせ

2024.07.02

借地権の売却:その方法と注意点について

こんにちは、皆さん!

今日は不動産の中でも特に複雑な「借地権の売却」について詳しく解説します。借地権の基本的な概要から、売却の方法、そして売却時の注意点まで幅広く紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

1.借地権とは?

借地権とは、土地の所有者(地主様)から土地を借りて、その土地に建物を建てる権利のことを指します。借地権者は、地主様に地代を支払いながら土地を利用することができます。契約期間に関して、非堅固な建物は20年、堅固な建物は30年になります。

2.借地権の売却の基本

借地権を売却する場合、借地権者は自分が持っている権利を第三者に譲渡することになります。しかし、借地権の売却にはいくつかの手続きや注意点があります。

3.借地権の売却方法

借地権を売却するには、以下のような方法があります。

①地主様の承諾を得る:借地権の売却には、原則として地主様の承諾が必要です。地主様が承諾しない場合、借地権の譲渡は無効となります。地主様の承諾をスムーズに得るためには、地代の滞納がないことや、定期的にコミュニケーションをとっていることが重要です。

②地主様の承諾なしで売却する方法:やむを得ない場合、裁判所に「譲渡承諾」を申請することができます。この手続きにより、地主様の承諾が無くても借地権を売却することが可能です。ただし、この方法は時間と費用がかかり、売却価格も通常の売買に比べて安価になる可能性が高いため、おすすめはできません。

4.借地権売却の注意点

借地権を売却する際には、以下の点に注意する必要があります。

①譲渡承諾料の支払い:地主様から借地権の譲渡を承諾してもらうためには、譲渡承諾料(名義書換料)を支払う必要があります。通常、譲渡承諾料は借地権価格の10%程度とされています。

②地代の清算:借地権の売却時には、地代の清算が必要です。売却日までの地代を計算し、新しい借地権者に引き継ぐことが求められます。

③借地条件の確認:借地権契約の内容を確認し、新しい買主様との合意が必要になります。特に契約期間や更新条件などは慎重に確認する必要があります。

 

5.まとめ

不動産売買はやることがたくさんございますが、借地権売買については通常の売却よりもさらにやるべきことがございます。

また、地主様との譲渡承諾料の打ち合わせがございますので、不動産知識と売却までの流れの知識が必要になります。

そのほかにも色々とやることがございますので、ご所有の借地権について何か分からないことがございましたら、株式会社ブルーダーまでお気軽にお問合せください。

次回は、借地権の旧法と新法の違いについて詳しく解説しますので、お楽しみにしてください!